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[ Photo: Tsujita ]



「浅草絵巻」  東京・浅草にて

いつも混雑している浅草の仲見世通り商店街には 年間 約 3千万人の観光客が
  訪れるという。 午後8時 シャッターがおろされると現れるのがこの「絵巻」。

近代仲見世100周年事業の一環として商店街と地元創業のシャッター会社が
  企画し 同じ区内の 東京芸術大学に原画を依頼。故・平山郁夫芸大教授(当時)
  監修のもと 門下生たちがそれぞれ 浅草界隈の風物詩を手分けして描いたもの
  で1985年に完成。
  2006年には図柄をそのままにシャッターをリニューアルした。

雷門から参道(仲見世通り)を浅草寺に向かって歩くと 順を 追って物語が見える
  現代の「浅草絵巻」だそうだ。
  「夜も風情ある街並を」という試みが 閉店後のみに見られるアートになっている。
  ぜひご鑑賞あれ。

歩き疲れたら 灯りの入った提灯や行燈を見つけて 喉を潤す のもよし。
  その粋な心意気に応えようではないか。


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